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株式会社 結書房
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二人の勘助
 

四六判・上製・368頁 
ISBN978-4-342-62592-3 
定価 本体1,900円+税
発行結書房 発売:桐原書店
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2007/2/13 発刊

山本勘助は二人いた!!
「それ以上、話さぬ方がよろしかろう。傷に差し障りがあってはいかぬ」
「いや、話しておかねばならぬことだ。三河殿、これからはおぬしは一人で二人分の勘助を生きるのだから」
「……?」
「山本勘助は二人いた。しかし、今日よりは一人になる。……拙者は一足先にあの世に行って待っている。それまで、おぬしは拙者の分まで……勘助として思い通りの生き方をして欲しい。よいか、主取りは簡単に決めてはならぬ。諸国についての知識をおぬしは頭の中に叩き込んで、それを新しい武器にするのだ。すでに、城取も、陣取りも……おぬしは自分のものにしておる……」

著者プロフィール

江宮隆之(えみや・たかゆき)
1948年生まれ。「経清記」で第13回歴史文学賞受賞。植民地時代の朝鮮で植林事業を行い、陶磁器や工芸品を通して朝鮮の民族文化を日本に紹介するなど、日韓交流に大きな足跡を残した浅川巧を描く『白磁の人』で第8回中村星湖賞受賞。

主な作品に『凍てる指』『一葉の雲』『井上井月伝説』『歳三奔る』『女たちの新撰組』『武田勝頼──花の歳月』『母人形』『厄介屋天下御免』などがある。

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