『補論・国家の責任と人権
国家は人権を侵してはならない――戦争、靖国、憲法、そして人権を語る』
新美隆(島根大学法科大学院教授・弁護士)著
●『国家の責任と人権』の解説および補論として、著者へのインタビュー形式で構成。
1 9・11と戦争
(アメリカは、なぜ国際人道法を否定するのか/「疑い」だけで戦争を起こす/解放戦争、抵抗の権利を否定/兵士の命・人権と靖国神社)
2 改憲の真の狙い
(自民党憲法草案九条二、自衛軍創設の意味/軍事裁判所と軍隊規律――恐怖、威嚇、刑罰で兵士の生命を国家が握る/いまこそわれわれの世代が声をあげなきゃいけない)
3 国防保安法に見る共謀罪の本質
(証拠もなく犯罪以前を罪にする共謀罪――拷問、自供強要の戦前型への回帰/共謀罪は限りなく表現の自由を侵す)
4 戦後補償問題をめぐる国家と個人
(「一億総懺悔」の思想とは何だったのか/最高裁判例の論理は、アジアの人たちには通用しない/日本という国家の冷酷さ――裁判所は司法の責任を果たしているか/アジアの戦争被害者、在日との人間的交流を力に運動の再構築を)
聞き手:水谷明子 (津田塾大学国際関係研究所研究員)
牛越(李)国昭 (「陸軍外邦測量」史、中国人強制連行問題研究者)